母が怪我をして杖をつくようになった時、いろいろと探した結果一番良さそうだったのはURの団地の中でバリアフリーに改装された部屋でした。
始めは両親も半信半疑で、広さも今までの一軒家とは比べ物にならない2LDKなので、不安だったそうです。
しかし、トイレやお風呂は引き戸で、湯船にも手すりがある段差のない部屋は、とても快適だったようです。
URのその部屋の家賃もリーズナブルで、しかも年金の金額で決まるので、無理がなくて、あらゆる面で高齢者にやさしい住宅でした。
団地の中で見守りのグループが時々様子を見に来てくれて、高齢の両親のケアマネさんの事務所も敷地内にあるので、散歩しているとケアマネさんにばったり会うなど福祉の方々もとても近いところにいました。
セキュリティをアップ
さらにセキュリティのシステムを導入したので、何かあった時用のボタンがあり、二人暮らしでしたが、決して両親は孤独ではありませんでした。
現在は施設に入ったのでもう住んではいませんが、今まで私が両親を見てきて、一番仲がよく、一番楽しそうに暮らしていたのはそのURでの数年間でした。
今は自分たちの終の棲家としても選択肢にいれています。